若手歯科医師の家族で留学奮闘記

一般歯科医師が,卒後8年目から家族でのアメリカ留学を目指すブログです.

【最終話】留学が決まりました

題名の通りです。

長年留学を目指して悪戦苦闘してきましたが、ようやく某プログラムに合格をもらい、留学することが決まりました。

 

毎年毎年挫折と挑戦を繰り返し、なんとか形になりました。

2020年までに留学できなければ開業、と最初に決めていたものの、どうしても諦められず、もう1年、もう1年、とここまできました。それもひとえに理解を示してくれた家族のおかげです。ここまで人生の数年間をかけて挑戦することに出会え、また挑戦し続けることを許してもらえて、自分はこの上なく幸せ者だと思います。

 

そして年月はかかりましたが、結果的には一番自分にとってありがたい場所に行くことになりました。

 

ここまできて思うことはやはり周囲への感謝の気持ちです。合格の知らせを受け取った時は全身から力が抜けるような、喜びと安堵と驚きが入り混じったような不思議な感情とともに、支えてくれたあらゆる人への感謝の気持ちが溢れてきました。

 

そのときに改めて、いかにいままで多くの人に支えてもらってここまで来れたのかを実感しました。留学に関する話をしてくださった先生、推薦状を書いてくださった先生、叱咤激励してくださった先生、新しい人との縁を繋いてくださった先生、数え上げればキリがありません。

 

そしてとくに妻には苦労をかけました。言葉にできないくらいの感謝の気持ちでいっぱいです。これからも苦労をかけるかと思いますが、ひとまずは一緒に渡米することがきまり、またアメリカで暮らしたいと言っていた妻の希望を叶えることもでき、今までの恩に少しは報いることができたかなと嬉しく思います。

 

とはいえ本当に大変なのはこれからだと思っています。向こうでの生活はとにかく勉強と体力、と経験者の先生はおっしゃっていました。本当にそうなのだろうと思います。

 

渡米まではまだ半年ちょっとあります。それまで英語の勉強を頑張ってすこしでも向こうでの生活に集中できるようにしたいと思います。

そして会っておきたい人には渡米前に会っておきたいです。おそらくプログラム期間の2年間は帰ってこないでしょうから。

 

 

 

思い返せばこのブログを書き出したのは2017年だったか2018年だったか。。。

毎年結果が出ずにこの「若手歯科医師の家族で留学奮闘記」もどうなることやらと思っていましたが、どうにか良い形で終えることができそうです。もう「若手」とは言えなくなってしまいましたが。

 

かつて恩師の一人が、

「その時その時を一生懸命生きていたらその時々の点と点がいつか思いもよらない形で繋がって線になることがある」

と話してくれたことがあります。

ほんとうにその通りだと思います。そしてそれはその時にはわからなくて、後から振り返って初めてわかるもののように思います。

学生時代にメンターに出会えたことも、あの時参加したあのセミナーも、あの時あの人に出会えたことも、ずっとあとになって一つの形を作ることになりました。

 

分野やかたちは違えど、きっと誰にでも同様のことがあるんだと思います。もしかしたら気付くこともないくらいのことかもしれないけれども。

 

人とのご縁に心から感謝しつつ、このブログを終えたいと思います。

いままで読んでくださった方、このブログを読んでご連絡を下さった方、ありがとうございました。このブログが少しでも誰かのお役に立てていれば、そしてこれからも留学に興味がある先生のお役に少しでも立つことができれば、これ以上嬉しいことはありません。

全ての人の幸せを願いつつ。

2023年10月23日