若手歯科医師の家族で留学奮闘記

一般歯科医師が,卒後8年目から家族でのアメリカ留学を目指すブログです.

IELTSを受けてみて- TOEFLとの比較

先日初めてIELTSを受験しました。

というのも、出願予定校のなかに、TOEFLの合計点では必要点に達しているもののRLSWそれぞれのセクションで必要最低点が設定されておりSが足りない、というケースがありました。

ところがIELTSだとoverallの点数しか設定されておらず、Sが弱かったとしても全体で必要最低点に達したらOKということがわかったのです。

 

そこで、ものはためしにIELTSを受験してみました。しかも調べたところによるとIELTSのspeakingセクションは対人で行われるため聞き返すこともできるとか。

TOEFLはパソコンに向かって一人でひたすら喋るので、それに比べるとより現実的な環境ですね。

 

そこで初受験にむけて1か月程度ですが勉強してみました。すると。。

 

思った以上に試験が違う!

 

まずなんと言ってもイギリス英語がメインというところ。

知ってはいましたが、やはり全然違う。単語が違うものもあるし、rの発音が消えていたりtの音がフラップtにならなかったり、それ以外にも個人的印象では全然違いました。

いままでずっと北米英語で勉強していたので慣れるまでかなり難しかったです(今も慣れてはいないけど)。

 

あとはTOEFLがRとLは全て選択肢なのに対し、IELTSでは単語を書いて解答するものがあること。解らなければ当てずっぽうで選んで1/4~5の確率で当たる、ということはありません。

また単数複数が違っていたり、スペルミスがあったりすると不正解になります。

 

そしてwritingでは紙に自分で書くので、単語数がわかりません。TOEFLではコンピューターで受験するのでタイピングするとリアルタイムで語数が表示されるのですが、IELTSは紙なので書き終わった後に自分で数えなければなりません。(コンピューターで受けられる受験場もあるようです。)

それが地味に大変でした。時間のロスにもつながります。

 

 

で、実際に受験した感想は、

 

<Writing>

TOEFLでは最後にあるこのセクションがIELTSでは最初でしたのでまずそれでリズムが崩されました。

ただ問題は比較的シンプルで図に書かれた工程をサマライズして説明するものと、与えられたテーマに対して賛否両方の意見をdiscussしたうえで自分の意見を述べる、というものでした。

試験時間60分を自分の好きに配分して上の2問を解きます。時間は割とギリギリでした。というのもやはりネックは語数がリアルタイムで解らないこと。

書き終わって数えてみたら10語くらい足りなくて焦って書き足すということがありました。しかも紙なのでタイピングのように途中に挿入するとかができなくて困りました。

 

<Reading>

時間がギリギリでした。TOEFLはそれぞれの設問に According to paragraph1,~~ のようにどの段落を見れば良いか書いてあるので問題を解きながら読んでいくということができるのですが、IELTSは必ずしもそうではなく全体をみる必要がある問題が多いため、私の場合はひとまず全部読んでから設問に進みました。

大問1で時間を使いすぎて大問2と3は軽く流し読みしながら解かなくてはならなくなりました。

ただし紙の試験なので、文章の中に書き込むことができるのはTOEFLにはないメリットだと感じました。キーワードになりそうな部分や固有名詞、年代などをマークしながら読んでいくことで設問を解く際にスムーズに進めた気がします。

設問の難易度的にはTOEFLと大差ないと感じました。ただしTOEFLの方が学術的な文章(天文学だったり発生学だったり)だと感じました。

 

<Listening>

これもTOEFLとは全然違っていました。TOEFLは問題文が見えない状態で5−6分の会話なり講義を聞いてその後問題に答える形式ですが、IELTSでは問題が先に見える状態になりそれをみながら音声を聞きます。そして穴埋めをしたり聴きながら問題を解き進めたりする必要があります。ただ試験対策でいろんな問題を解いている時よりも実際の試験では音声を聞く前に問題を先読みできる時間が長かったこともあり、比較的良い手応えでした。

あとはスペルミス等がないように祈ることしかできません。。。

 

<Speaking>

やはり対人で行うのでやりやすかったです。ただなぜか始まるまで変に緊張しました。

試験管の英語は標準的でとくにアクセントが強いとか聞き取りにくいということはありませんでしたし、聞き返したら快く言い直してくれました。

解答時間が意外と短く、言い終わらないうちに時間になって止められたのが2回ありました。沈黙するよりはよさそうですが、必要なことを喋っていないと判断されていたら減点されます。ただ喋る内容もTOEFLよりもやりやすかったです。実際の人対人のコミュニケーションですので、日常生活に近い気がしました。

 

以上が各セクションの感想です。

 

結果が出るのは約2週間後とのこと。これもコンピュータで受けた場合は6日くらいで出るらしいので紙で受けるデメリットではあります。

 

はてさて、結果やいかに。。。

希望としてはoverall 7.0 以上欲しいのですが。。。

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