若手歯科医師の家族で留学奮闘記

一般歯科医師が,卒後8年目から家族でのアメリカ留学を目指すブログです.

夏バテだー。それって本当に夏バテ?

こんにちは。ayaです。

数あるブログの中から訪問して頂き有難うございます。

 

今日はめずらしくお勉強的なことをお話したいと思います。

 

疲れやすい、疲れが抜けない

 

こうゆうことってありますよね。

ayaもそうです。

空豆さんを産んでから特にそう感じるようになりました。

これって年のせい?

季節のせい?

 

年のせいにしたくなくて、調べてみたところ、鉄欠乏の症状と似ていることに気がつきました。

-鉄欠乏の症状-

*息切れしやすい

*肌荒れする

*疲れが取れない

*疲れやすい   etc。。。

 

男性ももちろんなることがありますが、圧倒的に女性が多いです。

やっぱり毎月鉄が失われるからですかね(生理でね)

 

ayaは血液検査でヘモグロビンとフェリチンを計ってみました。

ヘモグロビン 14.2g/dL

フェリチン 24ng/dL
ちなみにTSAT 16.8%

りっぱな鉄欠乏製貧血(潜在性)と診断できました。

いろんな用語が出てきていますが詳細が気になる方は調べてみてね。余力があればまた記事にでもしたいと思います。

 たりないなら補充すればいいじゃない

ということで、結果が出る前に無理を言って鉄剤を処方してもらいました。

フェロミア®50mg/日、60日分)

 

そして、調べるうちについに論文までたどり着きました。

f:id:syu-aya:20180720141959p:plain

 

 

 

https://www.thelancet.com/journals/lanhae/article/PIIS2352-3026(17)30182-5/fulltext

full textは読めなかったのでabstractのみですが、

・若年女性(18-40歳)の鉄欠乏性貧血(フェリチン≦25μg/L)

・鉄剤内服してもらう

・study①2軍にわけ、60mgの鉄剤をa)毎日服用する群とb)隔日に服用する群で比較

⇒a)と比較してb)の方が鉄の吸収率が高かった

⇒a)群のほうがb)群と比較してヘプシジンが高かった

・study②2群にわけ、c)120mgの鉄剤を1日1回内服するd)120mgの鉄剤を2回にわけ内服する

⇒c)d)も鉄剤吸収率に差はなかった。

⇒d)群のほうがc)群と比較してヘプシジンが高かった

※「ヘプシジン」鉄吸収阻害をつかさどる体内ホルモン

 

ayaはこれを知って、鉄剤は隔日投与50-100mg/回内服でいいんじゃないかと

おもいました。

日本ではフェロミア®が1錠50mgで処方されていたりしますね。

市販薬も病院よりは少ない量ですが、ドラッグストアでも買えたりしますね。

消化器症状が副作用でよくあるので隔日投与でよければ、副作用軽減にもつながるし医療費削減にもなる!

いいことづくしですね~

 

これを知って、毎日50mgを隔日~3日に1回内服しています。

あんまりまだ、効果は実感していません。

もちろん、食事も鉄を意識して摂っています。

9月ころに採血followをする予定です。

どれくらい改善されているか楽しみです。

 

あんまり参考になることがないかもしれませんが、

「最近疲れやすいんだよね~」

「年かしら」

と聞いたら鉄欠乏を疑ってもいいかもしれません。

 

今日は以上です。

最後までお読みいただき有難うございました。

 


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