若手歯科医師の家族で留学奮闘記

一般歯科医師が,卒後8年目から家族でのアメリカ留学を目指すブログです.

おしゃぶりと歯並び

こんにちは,syuです.

はやいものでもう師走ですね.

 

今日は前回のブログで少し触れていたおしゃぶりについて.

 

うちの子供はもうすぐ2歳なのですが,少し前までおしゃぶりを使っていました.

ちなみに我が家でずっと使っていたのがこのシリーズ.

 

 

一度使い出すと本人もこれが気に入っていたみたいでずっとこれでした.

 

1歳を超えても,寝るときはおろか保育園から家に帰ってきたらすぐにおしゃぶりを所望してずっとくわえていました.

 

親としては,そして歯医者としてはもちろん歯並びが気になるわけで,よくよく見てみるとすでに開咬になっているではありませんか(汗)

 

開咬とは,奥歯で普通に噛んだ時に前歯が重ならず隙間がある状態です.通常は前歯が1〜2mm程度重なるため,噛んだ状態ではベロが見えませんが,開咬だと前歯の間に隙間があるのでベロが見えるような状態です.

 

わりと心配になり小児歯科の友達に写真を送って相談.

 

そして帰ってきた答えは,,,

 

「確かに少し開咬だね.

でもまだ様子見で良いと思うよ.

2〜3歳になって周りの子がおしゃぶり使ってないのを感じると自分からやめる子もいるし,むりやりやめさせるとストレスで結局指しゃぶりを始める子もいるし.

今くらいの開咬ならやめたら治ってくることが多いから大丈夫.」

 

という,非常に心強いものでした.

 

そしてしばらく前に我が子がおしゃぶりを卒業しました.

というか,外出中に犬に壊されて強制的に卒業させられました.

 

うちの奥様がすごいなと思うのが,

そこでただ壊れたおしゃぶりを捨てるのではなく,

子供にも見せて壊れて使えなくなったことを認識させ情報を共有したこと.

僕ならそのまま捨ててしまっていたかも...

 

ただ捨てると取り上げて無理やりやめさせたのと同じですもんね.

 

数日間は壊れたおしゃぶりを保管しておいて,おしゃぶりが欲しいと言われるとそれを見せて「こわれちゃったね...」と一緒に見ていました.

すると子供も少し悲しそうにしながら,壊れたおしゃぶりを手に持ち「ちゅっちゅ...(子供はおしゃぶりのことをそう呼んでいました)」とつぶやいていました.

見ていて少し切なかったです(涙).

しかしそうしながら少しずつ現実を受け入れて自分に言い聞かせているように見えました.

 

そうこうしているうちにいつのまにかおしゃぶりを欲しがることはなくなり,自然と(?)卒業できていました.

 

 

そして最近気づいたことが.

なんと,

開咬が治ってきている!!!

 

小児歯科の友達の言っていた通り,おしゃぶりを使わなくなって数ヶ月以内に,はっきり開咬とわかる状態から,いまでは少し上下の前歯が重なっている状態に.

 

今後も歯並びはどうなるかわかりませんが,現時点ではひとまずホッとしました.

あとは,虫歯にならないように気をつけられることは気をつけてあげたいと思いました.

 

まとめ

・おしゃぶりは使い方(時間,期間)によっては歯並びに影響する可能性がある.

・かといって無理やり取り上げると指しゃぶりに移行することも多いのでお勧めしない

・周りのお友達をみて自主的に卒業することも多い

・多少歯並びに影響が出ていても,おしゃぶりを卒業すると自然と治ってくることが多い.

・つまり,あまり深刻に心配しすぎなくて良い

 

ということでしょうか.

 

おしゃぶりが卒業できないと悩んでいる親御さんにすこしでも参考になれば幸いです.

 

それでは,また〜.

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