若手歯科医師の家族で留学奮闘記

一般歯科医師が,卒後8年目から家族でのアメリカ留学を目指すブログです.

書類準備① 推薦状

おひさしぶりです,syuです.

 

海外大学院へ出願するにはたいてい推薦状が必要です.

大学にもよりますがおおむね3通から5通必要で,3通の所が多いと思います.

 

この推薦状,けっこう曲者です.

まず誰からもらうかなのですが,MBAとかに出す場合はわかりませんが,歯科大学院の場合はだいたい1通は出身校の学部長,あと2通は自由,ただし出願者のことをよく知っている人(当たり前か),という場合がほとんどです.

 

なにが曲者なのかというと,TOEFLの勉強や,学生時代の成績表の英語での発行などは,自分次第でどうにでもなります.

 

しかし推薦状に関しては自分だけではどうにもならないので,かなり心労がたまります.

まず学部長という時点で,学生時代そんなに接点なかったという人も多いでしょうし,卒後年数が経っていればもしかしたら名前も知らない人になっているかもしれません.

 

そしてその他の人も,自分を知っている人で留学に理解のある人,というのは探すのが大変なケースも多々あります.

 

僕の場合は,学部長は授業は受けてたけど間違いなく記憶されていない程度の接点しかありませんでした.

なのでまずはその学部長の秘書さんにメールでコンタクトを取り,推薦状を作成してほしい旨を伝えてアポイントを取りました.現在遠方に住んでいるため,アポを取り新幹線で学部長に会いに行って話をするという必要がありました.

 

他の二人は,すでに同じ分野で留学経験をお持ちの日本人の先生と,大学院時代のボスに頼みました.

 

ただ,その分野で世界的に有名な人か,出願したいプログラムのディレクターとつながりのある人でないとそんなに推薦状に影響力はないという話もききます(真偽のほどはわかりませんしおそらくプログラムディレクターにもよるでしょう).このあたりがアメリカだなーとおもいます.

 

また内容に関しては,多くのプログラムはADEA PASSというオンラインシステム上で入力することになり,critical thinking や clinical skills など,10の評価項目が設定されており,それぞれ250字(250単語ではなくアルファベット250文字)以内で記載することになります.くわえて11項目目として自由記載欄に3600文字記載します.

 

内容に関しては,短所は入れずひたすら長所のみを書く方が良いという意見と,それだと嘘っぽいので短所を入れつつそれを長所につなげるような書き方が望ましいという意見をききました.どちらも留学経験者の意見なのでかならずしもどうすべきというのはないのかもしれません.

どちらにしても日本人特有の謙遜は肯定的に受け止められないようです.

 

このように,推薦者の決定,依頼,内容の推敲など思った以上に時間がかかるのがこのステップなので,留学を検討している人はかなり前もって準備した方が良いと思います.

 

僕はTOEFLを優先してその勉強している間は推薦状に関しては何もしていませんでしたが,並行して内容の下書き作成もしくは推薦者に前もって依頼(詳細はTOEFLとれてからまたきますなど)だけでもしておくと良いかもしれません.

 

今日は推薦状についてでした.

それでは,また.

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